2022年3月20日 四旬節第3主日 C年
(出エジプト3・1-15)、(Ⅰコリント10・1-12)、(ルカ13・1-9)
悔い改めなければ、皆同じように滅びる
何人かの人が来て、ピラトがガリラヤ人の血を彼らの生贄の血に混ぜたことをイエスに告げると、主はお答えになりました、「そのガリラヤ人達が、そのような災難に遭ったのは、ほかのどのガリラヤ人よりも罪深い者だったからだと思うのか。決してそうではない。言っておくが、あなたがたも悔い改めなければ、皆同じように滅びる。また、シロアムの塔が倒れて死んだあの十八人は、エルサレムに住んでいたほかのどの人々よりも罪深い者だったと思うのか。決してそうではない。言っておくが、あなたがたも悔い改めなければ、皆同じように滅びる。」
主がこれほどまで強調される悔い改めとは何でしょうか。公生活にお入りになったとき、キリストが最初に言われた御言葉は「時は満ち、神の国は近づいた。悔い改めて福音を信じなさい」(マルコ1・15)でした。これこそ、救いに関する神様の根本的な御計画です。即ち、神の子・救い主が人となって、公生活を始めた今、時は満ち、神の国はあなたがたの所に来ている。悔い改めなさい。つまり、福音を信じなさい。そうすれば、救われる。」
福音は、神の子・メシアであるイエスが御父から受けて、私達にそっくりそのまま伝えて下さった御言葉と模範です(ヨハネ12・49-50参照)。そしてペトロは「あなたは神の子、メシアです」と宣言しました(マタイ16・16-17参照)。だから、「福音を信じなさい。そうすれば、救われる」とは、「イエスこそ、神の子・メシアだという信仰を土台として福音を信じることによって、救われる」と、主キリストは断言されたのです。
旧約時代に、預言者達も皆、「悔い改めなさい。そうすれば救われる」と宣べ伝えていました。しかし、キリストとは違った意味で言っていました。彼らが強調したのは、「あなたがたは律法の掟から離れて、正しくない道へさまよい出ている。悔い改めなさい。即ち、律法の掟を守
ることによって、正しい道に立ち返りなさい。そうすれば、救われる」ということでした。ところがキリストが「悔い改めなさい」と言われるとき、「福音を信じなさい。そうすれば、救われる」と断言されるのです。
福音は、神の子・メシアであるイエスが御父から受けて、私達にそっくりそのまま伝えて下さった御言葉と模範です(ヨハネ12・49-50参照)。そしてペトロは「あなたは神の子、メシアです」と宣言しました(マタイ16・16-17参照)。だから、「福音を信じなさい。そうすれば、救われる」とは、「イエスこそ、神の子・メシアだという信仰を土台として福音を信じることによって、救われる」と、主キリストは断言されたのです。
旧約時代に、預言者達も皆、「悔い改めなさい。そうすれば救われる」と宣べ伝えていました。しかし、キリストとは違った意味で言っていました。彼らが強調したのは、「あなたがたは律法の掟から離れて、正しくない道へさまよい出ている。悔い改めなさい。即ち、律法の掟を守ることによって、正しい道に立ち返りなさい。そうすれば、救われる」ということでした。ところがキリストが「悔い改めなさい」と言われるとき、「福音を信じなさい。そうすれば、救われる」と断言されるのです。
その実例を幾つか見ましょう。
例1 良い盗賊(ルカ23・39-43:これは信仰による救いの典型的な実例です)。
例2 12年間、出血病で苦しんでいた女性(ルカ8・43-48)。
天の父よ、聖母のように主イエスの福音を心に納めて思い巡らし、イエスと福音を信じて生きたいという望みを燃え立たせ、最期まで実際に生き抜くことが出来るよう意志を強めて下さい。